曲げわっぱに好きなものだけ
- ナレ

- 6月3日
- 読了時間: 2分

わたしの弁当
毎日、家族のお弁当やごはんを作っていると、
いつの間にか、献立が家族の好物中心になっている。
子どもは最近、食べ慣れた野菜以外は
「食べたくない」が強くなってきて、
新しいおかずは、恐る恐る隅に入れてみる。
夫はたんぱく質多め、炭水化物少なめ。
作っても作ってもお腹にたまらないようで、
食べ終わったあとの「なんか、足りない。何かない?」が
こわくて、いつも少し多めに作ってしまう。
そんな毎日のなかで、ふと気づいた。
自分のお昼なんて、ごはんと海苔とキムチさえあればいいのに。
いちばん後回しにしているのは、自分なのかもしれない、と。
今日は一日、幼稚園の行事。
だから久しぶりに、自分のためのお弁当を作った。
何を入れよう、何が食べたい。
というより、ごく自然に、好きなものをただ詰めるだけ。
食べてくれなかったらどうしよう、もない。
足りなかったらどうしよう、もない。
その身軽さが、なんだか少し、うれしかった。
自分のためのごはんって、いいな、と思える朝だった。
わたしのお弁当は、いつも
家族の分を作ったあとの残りもの、
朝ごはんの残りものになりがちだった。
でも、これからは。
もう少し、自分のためのお弁当を、ごはんを、作りたい。
そう、強く思った朝。



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